当院では10年前からオルソケラトロジー/オルソレンズの治療を開始し、500名以上の方がオルソレンズを使用して頂いております。
オルソケラトロジーによるオルソレンズは子供の近視の進行を抑制することは日本をはじめアメリカやアジアでは多数報告されています。
日本では筑波大学の平岡考浩先生やなどで自治医大眼科が近視進行を強力に抑える効果があることを報告されています。 なぜオルソケラトロジーは近視の進行を止めることができるのでしょうか? 普通のコンタクトレンズやめがねで近視を矯正した場合、真ん中の部分は網膜の上にピントがあっていても真ん中ではない周辺の網膜像は遠視気味にピントがズレておりこの周辺のピントのズレが眼軸(眼球の奥行き)を伸ばす方向にはたらきます。その結果、近視の進行につながるといわれています。 (眼軸が伸びるとその分近視が進みます) ところがオルソケラトロジーで矯正した場合はこの周辺網膜のピントのズレ(遠視のボケ像)が起こりにくいため眼軸を引き伸ばす刺激とならず、 その結果近視の進行を抑制すると考えられています。 慶應大学や京都府立医大、自治医大でもオルソケラトロジー/オルソレンズの近視抑制効果の治療、研究が行われています。 茨城県では10年前からオルソケラトロジー/オルソレンズ治療を開始し、最も古くから始め絵治療患者様の人数も茨城県内一多く治療させていただいております。近視進行抑制眼鏡・オルソケラトロジーの近視進行抑制効果トライアルを開始しました。
以下京都府立医大眼科HPより抜粋 http://www.ganka.gr.jp/others/kinshi_yokusei.htm
当病院では、4月より小学生を対象に近視進行抑制眼鏡・オルソケトロジーの近視進行抑制効果トライアルを開始しました。
今回トライアルを行う近視進行抑制眼鏡とは、周辺部網膜で遠視性のボケ像を補正する新しいレンズで、近視進行の原因といわれる遠視性のボケ像を抑制します。
オルソケラトロジーは就眠時にコンタクトレンズを装用し、起きている間は近視が矯正されるレンズです。
周辺部網膜で遠視性のボケ像が発生しにくく、近視進行抑制効果が期待されています。
今回のトライアルでは、近視進行眼鏡、オルソケラトロジー、通常眼鏡の3群で効果を比較します。希望の矯正方法が選択できないこともあります。
以下の基準に当てはまる方がこのトライアルに御参加いただけます。