厚生労働省は2014年度予算の概算要求で、「救急搬送を断らない病院」を、全国に100カ所程度整備することなどを目的に、「救急医療提供体制の強化」予算として、新規で23億円を要求した。今年5月に埼玉県久喜市で、70代の男性が救急搬送の受け入れを36回断られ死亡するなど、救急搬送が社会問題化する中で、同省医政局指導課が要望した。23億円の中には、「断らない病院」の整備に加え、搬送困難事例を「一時的に受け入れる」病院を100カ所程度整備する予算や、各地域のメディカルコントロール(MC)協議会で、救急搬送を調整する専任医師を15カ所程度に配置する予算も含まれている。
池田宏之(m3.com編集部) 2013年8月30日(金) 配信
救急搬送を断られ亡くなられた大変悲しいニュースがありましたが人事ではない出来事です。それを受け国が重い腰を上げて整備に動き出すようです。
救急車を断らない病院なかなかすばらしいですが現実的にはかなり大変困難なことだとは思います。
今回コーディネートする専属の医師も配属されるようなので期待したいですね。実現すれば素晴らしいことです。