最近、人間ドックや健康診断で眼底写真を撮るところが増えています。
眼底写真で何がわかるかといいますとまず緑内障、加齢性黄斑変性症、動脈硬化、高血圧、糖尿病性網膜症などがわかります。
しかし経済協力開発機構の統計によると、糖尿病患者に対する眼底検査の実施率は、
日本では37%で、欧米諸国に比較してもまだまだ低い数字だそうです。
緑内障は日本人では40歳以上に17人に1人と大変多い病気です。
しかもその緑内障の内約7割は正常眼圧緑内障と言って眼圧は正常なのです。
よく人間ドックで眼圧を測っているから大丈夫と思っている方がいますがそれは間違いです。
眼圧が正常でも緑内障は否定できません。
やはり眼底写真の検査が重要です。
欧米での中途失明原因の1位である加齢性黄斑変性症も近年日本でも増加しております。
モノを見る中心の黄斑が変性出血を生じ物が歪んで見えたり、暗く見えたりします。
この病気も放置すれば失明する事もあります。
加齢性黄斑変性症もやはり眼底写真で発見することが出来ます。
このように眼底検査は大変めの成人病の発見に役立ちかつ1分もかからない検査です。
眼底検査は、中高年になったら自発的に受けるようにしましょう