公開日:2013/09/02 [医療一般] | ng036000 | 提供元:Healthday Newsより引用しました http://www.carenet.com/news/general/hdn/36000
多量のコーヒー摂取は早期死亡に関連
55歳未満で1日に4杯以上のコーヒーを飲む人では早期死亡リスクの高いことが、米ジョン・オクスナー心血管研究所(ニューオーリンズ)のCarl Lavie氏らの新たな研究で示唆された。
今回の知見に対して懐疑的な見方を示す専門家もいるが、Lavie氏は「週に28杯までは安全であると考えられるが、特に若い人の場合、1日の摂取量を8オンス(約240ml)カップで4杯以内に抑えるように努める理由がある」と述べている。
コーヒーが健康によいのか、どの程度までならよいのかという問題は盛んに議論されている。既存の研究からは、コーヒーの摂取によりがん、心不全、その他の疾患リスクが低下する徴候も認められているが、確かなことはわかっていない。かといって、被験者グループに多量のコーヒーを飲ませ、別のグループには飲ませない、というような試験を実施することは難しい。また、コーヒーを飲む人は、ほかに健康に影響を及ぼす何らかの因子を共有している可能性もある。全米コーヒー協会(NCA)によると、米国では60%を超える成人が毎日コーヒーを飲んでおり、平均摂取量は1日3杯強という。
今回の研究では、1971年~2002年に試験に登録した20~87歳の成人約4万4,000人を平均約16年間追跡。約4分の3が男性だった。追跡期間中、2,512人が死亡した。喫煙や体力などの因子を考慮して統計値を調整した結果、週に28杯を超えるコーヒーを飲む人は死亡リスクが21%高いことが判明。55歳未満の男女では、リスクが50%高かった。それ以下の量のコーヒーでは、影響は認められなかった。
「正直にいえば、われわれは少量のコーヒーは有益であり、量にかかわらず毒性はないという結果を期待していた」とLavie氏は述べている。同氏はコーヒーががんに寄与する可能性を指摘しているが、被験者の死因を詳しく調べなければ確定的なことはいえないという。特定の遺伝的因子がコーヒーを多量に飲む人のリスクを高める可能性も示唆されている。研究論文は、「Mayo Clinic Proceedings」8月15日号に掲載された。
多少のコーヒーは寿命が伸びるという文献、研究が相次いで発表されていますが飲み過ぎはなにごtもも良くないようです。