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白内障の治療法白内障の目薬で、進んでしまった白内障が治るわけではありません。
発症を防止又は濁りの進行を遅らせる目的でピノレキシン(カリーユニ点眼、カタリン点眼)などの点眼薬などを行いますが、確実な薬効を期待できるものはありません。
したがって治すには手術治療となります。
原因は、主に老化によるもので老人性白内障といいます。
年をとると髪の毛が白くなってくるのと同じように、水晶体も年々濁ってきて、80歳にもなるとほとんどの方に白内障が認められます。
老人性白内障は、水晶体の核から濁りが始まる核白内障、水晶体の繊維に沿って赤道部から始まる皮質白内障、水晶体の嚢に現れる後嚢下白内障と3つに分けられます。
その他の原因として、全身疾患(糖尿病、アトピーなど)や眼疾患(ぶどう膜炎、網膜色素変性症など)に併発したり、外傷、放射線、内分泌疾患、代謝異常、薬物(ステロイド、向精神薬、抗癌薬など)などがあります。
症状としては主に、かすみ、ぼやけ、まぶしさ等です。
黒目の中央の瞳孔が白くなるのは末期的症状で、特異的な症状はありませんので、ご自身ではよくわからないと思います。
そして、徐々に進行してくるので自覚しない場合もよくあります。
白内障の手術を受けた患者は、白内障手術を受けていない患者に比べて死亡の確率が低いことが、
オーストラリア、ウエストミードミレニアム研究所のJie Jin Wang氏らの研究で報告された。
白内障により視力が低下した49歳以上の患者354人を対象に5年後と10年後に経過観察した。
その結果、白内障の手術を受けた患者は、手術を受けていない患者に比べ長期的な死亡リスクが40%低いことが判明した。
この研究は「Ophthalmology」9月号に掲載された。
視力が低下したまま過ごすと様々な危険回避能力が全体的に低下することが死亡事故などの低下やボケ防止につながっているのでしょうか?
白内障で見えなくなったら放って置かないほうが良いようですね。
ケアネットニュースより一部引用 ⇒ http://www.carenet.com/news/general/hdn/36207